一般整形外科

General orthopedics

一般整形外科とは

整形外科が扱う疾患と症状

整形外科は、骨や筋肉、関節、神経など、身体運動に関わる器官を「運動器」として扱う診療科です。運動器に異常が生じると、痛み、しびれ、動かしにくさなど、様々な症状が現れます。

日常生活の中で、「腰が痛い」「膝が痛い」「肩が上がらない」「手がしびれる」といった症状を感じたことがある方は多いのではないでしょうか。これらは全て、整形外科が専門とする症状です。

整形外科では、首、肩、腰、膝、手足など各関節や周囲の筋肉、腱で生じた痛みや違和感、神経が原因とされる手足のしびれのほか、骨折や脱臼などの外傷なども扱います。

船橋市下総中山のいとう整形外科では、幅広い運動器の疾患に対応し、地域の皆様の健康をサポートしています。

運動器の役割と重要性

運動器は、立つ、歩く、座る、物をつかむなど、日常生活のあらゆる動作に関わっています。

骨は体を支える柱であり、内臓を保護する役割も果たします。関節は骨と骨をつなぎ、滑らかな動きを可能にします。筋肉は骨を動かす力を生み出し、腱は筋肉と骨をつないでいます。靭帯は関節を安定させ、神経は脳からの指令を伝え、感覚を脳に送ります。

これらの組織が協調して働くことで、私たちは自由に体を動かすことができます。運動器のいずれかに問題が生じると、日常生活に支障をきたし、生活の質が低下します。

高齢化が進む現代社会において、運動器の健康を保つことは、自立した生活を続けるために非常に重要です。適切な診断と治療により、運動機能を回復・維持することが、健康寿命の延伸につながります。

いとう整形外科で対応する主な疾患

脊椎(首・腰)の疾患

脊椎は、頚椎、胸椎、腰椎、仙骨から構成され、体を支える中心的な役割を果たしています。

  • 頚椎の疾患

    変形性頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア、頚部脊柱管狭窄症など、首の痛みや腕のしびれを引き起こす疾患に対応します。デスクワークやスマートフォンの使用が多い現代では、首に負担がかかりやすく、これらの疾患が増加しています。

    寝違えなどの急性の首の痛みから、慢性的な首の痛み、腕や手のしびれまで、幅広い症状に対応しています。

  • 腰椎の疾患

    ぎっくり腰(急性腰痛症)、慢性腰痛症、腰椎圧迫骨折、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、腰椎分離症など、腰の痛みを引き起こす疾患に対応します。

    日本全国で約3000万人が腰痛に悩んでいると推測されており、最も多くの方が経験される症状のひとつです。下肢の痛みやしびれを伴う坐骨神経痛にも対応しています。

上肢(肩・肘・手)の疾患

肩から手にかけての痛みやしびれ、動きの制限に対応します。

  • 肩関節の疾患

    四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)、肩腱板損傷、石灰沈着性腱炎、変形性肩関節症、肩関節脱臼など、肩の痛みや動きの制限を引き起こす疾患に対応します。

    腕が上がらない、服を着替えにくい、夜間に肩が痛むなどの症状は、早めの受診により改善が期待できます。

  • 肘・手の疾患

    テニス肘、ゴルフ肘などのスポーツ障害、肘部管症候群、手根管症候群、腱鞘炎、ばね指、ヘバーデン結節など、肘から手にかけての痛みやしびれ、動きの制限に対応します。

    手は日常生活で最も頻繁に使う部位であり、症状が続くと生活の質が大きく低下します。早期の治療により、機能の回復を目指します。

下肢(股関節・膝・足)の疾患

股関節から足にかけての痛みや動きの制限に対応します。

  • 膝関節の疾患

    変形性膝関節症、半月板損傷、前十字靭帯損傷、軟骨欠損症、骨壊死など、膝の痛みを引き起こす疾患に対応します。

    膝は体重を支える重要な関節であり、痛みが生じると歩行に支障をきたします。保存的治療から、必要に応じて先進的な治療法まで、幅広く対応しています。

  • 足関節・足の疾患

    足関節捻挫、変形性足関節症、外反母趾、足底腱膜炎、疲労骨折、Morton病など、足首から足にかけての痛みに対応します。

    足の痛みは歩行に直接影響するため、早期の治療が重要です。適切な診断により、原因を特定し、効果的な治療を提供します。

外傷(骨折・脱臼・捻挫)

転倒や事故による外傷にも対応します。

骨折や脱臼は、適切な初期治療が重要です。レントゲン検査により速やかに診断し、ギプス固定や必要に応じて手術が可能な医療機関へご紹介いたします。

捻挫は、軽視されがちですが、適切な治療を行わないと慢性的な痛みや不安定性が残ることがあります。超音波検査により靭帯の損傷を評価し、適切な固定とリハビリテーションを行います。

スポーツ障害

スポーツによる怪我や慢性的な痛みにも対応します。

スポーツ整形外科では、スポーツによる怪我や慢性的な痛みに幅広く対応しています。「早期復帰」「安全な競技復帰」「パフォーマンスの維持・向上」を目標に、診断から治療、リハビリテーションまで一貫して対応します。

疲労骨折、テニス肘、野球肘、ジャンパー膝、アキレス腱炎など、様々なスポーツ障害の治療を行っています。

当院の診断方法

問診と診察

正確な診断のためには、丁寧な問診と診察が欠かせません。

問診では、症状が始まった時期、痛みの場所、どのような動作で症状が強くなるか、日常生活での支障などを詳しくお伺いします。職業や趣味、スポーツ歴なども、診断の重要な手がかりとなります。

診察では、痛みの部位、腫れの有無、関節の動きの範囲、筋力、神経学的な異常などを確認します。必要に応じて、特殊な検査により症状を誘発し、診断を確定します。

画像検査

当院では、最新の検査機器により、正確な診断を行います。
CTやMRI検査を同ビル「中山メディカルブリッジ」内の愛光会画像診断クリニックと連携することで、最短で当日に実施することが可能です。

  • レントゲン検査

    最新の天井走行式レントゲン装置を導入しています。レントゲンの機械が天井を走行することで、撮影ポジションの調整がスムーズになり、立位、座位、臥位などさまざまな体位での撮影に対応できます。

    骨の形状、配列、変形、骨折の有無などを確認し、多くの疾患の診断に有効です。

  • MRI検査・CT検査

    椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、肩腱板損傷など、レントゲンでは評価が難しい疾患が疑われる場合は、MRI検査やCT検査が必要になります。

    CTやMRI検査を同ビル「中山メディカルブリッジ」内の愛光会画像診断クリニックと連携することで、最短で当日に実施することが可能です。

    当院では、必要に応じて提携医療機関にご紹介し、速やかに検査を受けていただける体制を整えています。検査結果を基に、適切な治療方針を立てていきます。

  • 超音波検査

    整形外科領域に特化した超音波検査装置を導入しています。放射線を使わず、痛みもないため、お子様から高齢の方まで安心して受けられる検査です。

    筋肉、腱、靭帯、関節内の動きをリアルタイムで観察でき、診察と同時に行うことが可能です。腱鞘炎、ばね指、肩腱板損傷、靭帯損傷などの診断に特に有用です。

骨密度測定

骨粗鬆症の診断において信頼性の高いDEXA法による骨密度測定機を導入しています。

微量のX線を利用し、骨粗しょう症により骨折の発生頻度が高い腰椎と大腿骨の骨密度を高精度に測定することができ、日本骨粗鬆症学会が推奨する標準的な検査方法です。

骨粗鬆症は「気づかないうちに進行する病気」であり、転倒や骨折によって生活の質や健康寿命に大きく影響します。定期的なDEXA検査により、骨の健康状態を早期に把握し、適切な運動・食事・薬物療法を組み合わせることで、骨折を防ぎ、元気に生活を続けることができます。

当院の治療方法

薬物療法

症状に応じて、適切な薬物療法を行います。

  • 非ステロイド性抗炎症薬

    炎症と痛みを抑える効果があります。急性の痛みから慢性的な痛みまで、幅広く使用します。

  • 神経障害性疼痛治療薬

    神経が圧迫されることで生じる痛みやしびれに効果的です。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などに使用します。

  • 筋緊張改善薬

    筋肉の緊張が強い場合に使用します。筋肉の緊張をほぐすことで、血流を改善し、痛みの軽減につながります。

  • 骨粗鬆症治療薬

    骨密度を改善し、骨折のリスクを低減します。骨密度検査と採血の結果に基づき、患者様に最適な薬剤を選択します。

リハビリテーション

当院では、広いリハビリテーション室を完備し、医師と理学療法士が連携して治療にあたっています。
当院のリハビリテーションは「治すため」だけでなく「再発予防」や「将来の健康維持」を大切にしています。広いリハビリテーション室を使い、医師と理学療法士が連携し、運動機能を回復させるだけでなく、転倒予防や筋力維持、姿勢改善などの「予防医学」に基づいた取り組みを行います。

  • 徒手療法

    理学療法士が「手」を用いて関節や筋肉を直接調整するリハビリテーションです。機械ではできない繊細な感覚を大切にし、硬くなった関節の動きを改善したり、筋肉の緊張をやわらげたりすることで、体の自然な回復力を引き出します。

  • 運動療法

    健康寿命をのばすために、「将来も自分の足で歩きたい」「好きなことを長く続けたい」その想いを支えるのが運動療法です。理学療法士が一人ひとりの症状や生活習慣に合わせてプログラムを作成し、安全かつ効果的に取り組めるようにしています。
    筋力強化、柔軟性の向上、バランス能力の改善など、総合的な機能回復を目指します。自宅でできる運動も指導し、継続的な改善を図ります。

  • 物理療法

    電気・温熱などの物理的な刺激を利用し、痛みの軽減や体の回復を助ける治療法です。血流を改善し、筋肉の緊張をやわらげ、痛みを軽減することで、リハビリテーションや日常生活をスムーズに行えるようにします。
    温熱治療、電気治療など、症状に応じた治療を提供しています。

注射治療

症状に応じて、様々な注射治療を行います。

  • トリガーポイント注射

    筋肉の中で特に痛みの強い部位(トリガーポイント)に、局所麻酔薬を注射します。ぎっくり腰や筋緊張による強い痛みに対して即効性が期待できます。

  • 神経ブロック注射

    神経の周囲に局所麻酔薬を注射し、痛みの伝達を遮断します。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症による強い痛みに効果的です。

  • 関節内注射

    関節内にヒアルロン酸やステロイドを注射します。変形性膝関節症や四十肩・五十肩などに対して行います。

  • 腱鞘内注射

    腱鞘炎やばね指に対して、腱鞘内にステロイドを注射します。炎症を抑え、症状の軽減を図ります。

先進的な治療

  • 拡散型体外衝撃波治療

    拡散型体外衝撃波治療は、体の外から衝撃波を患部に当て、血流を改善し、組織の修復を促す治療法です。足底腱膜炎やテニス肘・ゴルフ肘、石灰沈着性腱炎、アキレス腱炎、膝蓋腱炎、疲労骨折などさまざまな疾患による痛みに効果があります。

  • PDF-FD療法(再生医療)

    当院では、患者様ご自身の血液から抽出した成分を患部に注射をする再生医療を取り入れています。PDF-FDは血漿由来の成長因子を濃縮・フリーズドライ化した製剤で、組織の修復や炎症の抑制をサポートし、からだ本来の自然治癒力を高めます。スポーツ外傷や変形性関節症、テニス肘など、幅広い疾患に対し行われております。

当院のこだわり

正確な診断と多角的な治療

いとう整形外科では、最新の検査機器による正確な診断と、患者様一人ひとりの症状や生活背景に合わせた治療を心がけています。

レントゲン、超音波検査、骨密度測定など、院内で速やかに検査を行い、結果をその場でご説明します。必要に応じてMRI検査やCT検査を提携医療機関でお受けいただき、総合的に診断します。

薬物療法、リハビリテーション、注射治療、体外衝撃波治療、再生医療など、幅広い治療の選択肢から、患者様に最適な方法を提案します。

予防医学への取り組み

当院では、治療だけでなく、予防にも力を入れています。

骨粗鬆症の早期発見と治療により、将来的な骨折を予防します。ロコモティブシンドロームの評価と対策により、運動機能の低下を防ぎます。

リハビリテーションでは、再発予防のための運動指導、日常生活動作の指導を行い、健康寿命の延伸に貢献します。

地域に根ざした医療

船橋市下総中山駅から徒歩圏内に位置し、地域の皆様が通いやすい環境を整えています。

急性期の痛みから慢性的な症状まで、幅広く対応します。必要に応じて専門的な治療が可能な医療機関へご紹介し、地域の医療連携の中で患者様をサポートします。

お子様からご高齢の方まで、年齢を問わず、運動器の健康を守ります。

料金について

当院では、保険診療を中心に治療を行っています。

  • 初診時の料金目安(3割負担の方)

    • ・初めての受診:約1,150円〜6,000円
  • 主な検査・治療の料金(3割負担の方)

    • ・初診料:約860円
    • ・再診料:約220円
    • ・レントゲン検査(3部位まで):約440〜1,460円
    • ・骨密度検査DEXA(腰椎・大腿骨):約1,350円
    • ・骨密度検査DEXA(腰椎のみ):約1,080円
    • ・採血(骨代謝マーカー等):約3,000円
    • ・超音波検査:約1,050円
    • ・リハビリテーション(20分単位):約560円
    • ・物理療法:約330円
    • ・リハビリ実施計画書(月1回):約900円
    • ・ハイドロリリース注射:約260円
    • ・ブロック注射:約270〜4,500円
    • ・消炎鎮痛処置:約110円
  • 2回目以降の通院(3割負担の方)

    • ・2回目以降の通院:約230円〜1,840円
  • 自費診療

    • ・PDF-FD療法:165,000円(税込)
  • ※上記は目安です。検査内容や治療内容により料金は変動します。
  • ※2割負担、1割負担の方は料金が異なります。
  • ※お支払いは現金とクレジットカードがご利用可能です。

詳細につきましては、受付スタッフまでお気軽にお尋ねください。

よくある質問

初診時に必要な持ち物はありますか?
健康保険証、お薬手帳(お持ちの方)、他院からの紹介状(ある場合)をご持参ください。レントゲン検査を行う可能性があるため、金具の付いてない服装や着替えやすい服装でお越しいただくことをお勧めします。
予約は必要ですか?
当院は予約制と順番待ち制の両方を行っています。予約していただくと待ち時間が少なく済みます。初診の方は、受付で問診票にご記入いただきます。
レントゲン検査やMRI検査は当日できますか?
レントゲン検査と骨密度検査、超音波検査は当日院内で実施できます。MRI検査やCT検査が必要な場合は、提携医療機関にご紹介いたします。
CTやMRI検査を同ビル「中山メディカルブリッジ」内の愛光会画像診断クリニックと連携することで、最短で当日に実施することが可能です。
リハビリテーションは予約制ですか?
リハビリテーションは、医師の診察後に理学療法士が対応します。初回は診察と同日に開始できる場合がありますが、混雑状況により別日程となることもあります。
骨折や脱臼の治療もできますか?
はい、骨折や脱臼の初期治療を行います。ギプス固定などの保存的治療が可能です。手術が必要な場合は、適切な医療機関へご紹介いたします。
交通事故の怪我も診てもらえますか?
はい、交通事故後の診断から治療までトータルで対応いたします。レントゲンや超音波検査での検査、リハビリテーション、後遺症診断など、専門的な対応が可能です。

いとう整形外科 所在地:千葉県船橋市下総中山 最寄駅:下総中山駅

骨・関節・筋肉・神経の痛みや症状でお困りの際は、お気軽にご相談ください。船橋市下総中山で、皆様の健康を支えます。

Information アクセス・ご予約案内

〒273-0035
千葉県船橋市本中山2丁目17番35号 中山メディカルブリッジ6階

休診日:日曜・祝日

JR下総中山駅からの道順
北口を出て、左手目の前にあるビルの6階:徒歩