交通事故のけが

Traffic accident

交通事故後の治療について

交通事故によるけがの特徴

交通事故によるけがは、日常生活での怪我とは異なる特徴があります。事故の衝撃により、首、肩、腰などに大きな負担がかかり、様々な症状が現れます。

事故直後は興奮状態にあり、痛みを感じにくいことがあります。しかし、数時間から数日経過してから、首の痛み、頭痛、めまい、吐き気などの症状が現れることが多く見られます。

また、目に見える外傷がなくても、筋肉、靭帯、神経などに損傷が生じていることがあります。適切な検査と治療を受けないと、症状が長引いたり、後遺症が残ったりする可能性があります。

船橋市下総中山のいとう整形外科では、交通事故後の診断から治療まで、トータルで対応いたします。

早期受診の重要性

交通事故に遭われた際は、症状が軽くても早めに医療機関を受診することが重要です。

事故から時間が経過してから受診すると、事故との因果関係が不明確になり、保険の適用が難しくなることがあります。事故当日、遅くとも数日以内に受診することをお勧めします。

また、早期に適切な治療を開始することで、症状の悪化を防ぎ、回復を早めることができます。痛みやしびれ、違和感など、少しでも気になる症状がある場合は、我慢せずに受診してください。

交通事故で多いけがの種類

むちうち(頚椎捻挫)

むちうちは、交通事故で最も多く見られるけがです。

追突事故などで、首が前後に強く揺さぶられることで、頚椎周囲の筋肉、靭帯、関節包などが損傷します。事故の衝撃により、首が鞭のようにしなることから「むちうち」と呼ばれます。医学的には「頚椎捻挫」「外傷性頚部症候群」などと診断されます。

  • 主な症状

    • ・首の痛みと動きの制限
    • ・肩こり、肩の痛み
    • ・頭痛
    • ・めまい、吐き気
    • ・腕や手のしびれ
    • ・集中力の低下、倦怠感

    症状は事故直後ではなく、数時間から数日後に現れることが多いです。また、症状が出現するまでの期間が長いほど、治療期間も長くなる傾向があります。

腰部挫傷(腰痛)

交通事故の衝撃により、腰部の筋肉や靭帯が損傷し、腰痛が生じることがあります。

シートベルトによる圧迫や、衝突の衝撃で体がひねられることで、腰椎周囲の組織が損傷します。腰の痛み、動きの制限、下肢への痛みやしびれなどの症状が現れます。

既に椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの疾患があった方は、事故により症状が悪化することがあります。

骨折・脱臼

強い衝撃により、骨折や脱臼を生じることがあります。

鎖骨骨折、肋骨骨折、手首や足首の骨折などが見られます。バイクや自転車での事故では、転倒により骨折が生じやすくなります。

痛み、腫れ、変形、動かせないなどの症状がある場合は、骨折の可能性があります。速やかにレントゲン検査により診断し、適切な治療を行う必要があります。

打撲・挫傷

体の様々な部位に打撲や挫傷を生じることがあります。

ハンドルやダッシュボードに体をぶつけたり、シートベルトで強く圧迫されたりすることで、皮下組織や筋肉が損傷します。痛み、腫れ、内出血などの症状が現れます。

胸部の打撲では、肋骨骨折や内臓損傷が隠れている可能性もあるため、注意深い診察が必要です。

当院での交通事故治療の流れ

初診時の診察と検査

交通事故後に来院された際は、まず事故の状況と症状を詳しくお伺いします。

  • ・事故が起きた日時
  • ・事故の状況(追突、正面衝突、側面衝突など)
  • ・現在の症状(痛みの場所、しびれの有無、頭痛やめまいなど)
  • ・事故直後からの症状の変化

次に、診察により、痛みの部位、腫れの有無、関節の動きの範囲、神経学的な異常などを確認します。

  • レントゲン検査

    骨折や脱臼の有無を確認するため、レントゲン検査を行います。当院では最新の天井走行式レントゲン装置を導入しており、様々な角度からの撮影が可能です。

  • 超音波検査(エコー)

    筋肉、腱、靭帯の損傷を確認するため、超音波検査を行います。レントゲンでは見えない軟部組織の損傷を、リアルタイムで観察できます。

    これらの検査により、けがの程度を正確に把握し、診断書を作成します。

治療計画の立案

検査結果に基づき、患者様一人ひとりに最適な治療計画を立てます。

むちうちや腰部挫傷などの場合、急性期には安静と消炎鎮痛治療を行います。症状が落ち着いてきた段階で、リハビリテーションを開始し、機能回復を目指します。

骨折や脱臼の場合は、固定やギプス治療を行います。手術が必要な場合は、適切な医療機関へご紹介いたします。

治療の実施

  • 薬物療法

    非ステロイド性抗炎症薬により、痛みと炎症を抑えます。神経症状がある場合は、神経障害性疼痛治療薬を使用します。筋肉の緊張が強い場合は、筋弛緩薬を処方します。

  • リハビリテーション

    当院の広いリハビリテーション室で、理学療法士による専門的な治療を提供します。

    徒手療法により、首や肩、腰の筋肉の緊張をほぐします。硬くなった関節の動きを改善し、痛みの軽減を図ります。

    運動療法では、段階的に関節の可動域を広げ、筋力を回復させます。姿勢の改善や、日常生活動作の指導も行います。

    物理療法として、温熱治療や電気治療により、血流を改善し、筋肉の緊張を和らげます。

  • 注射治療

    症状に応じて、トリガーポイント注射やブロック注射を行います。痛みの強い部位に直接働きかけることで、症状の軽減を図ります。

症状の経過観察と診断書作成

定期的に診察を行い、症状の改善状況を確認します。

治療の効果を評価しながら、必要に応じて治療内容を調整します。保険会社への提出が必要な診断書や、通院証明書なども作成いたします。

症状固定と後遺症診断

治療を継続しても、これ以上の改善が見込めない状態を「症状固定」と言います。

症状固定の時期は、医師が症状の経過を総合的に判断して決定します。症状固定後も痛みやしびれなどの症状が残っている場合は、後遺症診断書を作成いたします。

後遺症診断書は、自賠責保険の後遺障害等級認定を受けるための重要な書類です。症状の内容、検査所見、日常生活への影響などを詳細に記載します。

整形外科と接骨院の違い

交通事故後の治療において、整形外科と接骨院には大きな違いがあります。

整形外科でできること

  • 医師による診察と診断

    整形外科医は、国家資格を持つ医師であり、診察、診断、検査、治療を行う権限があります。交通事故後に必要な診断書は、医師のみが作成できます。

  • レントゲン・エコーなどの検査

    骨折や脱臼の有無を確認するレントゲン検査、軟部組織の損傷を確認する超音波検査など、医療機器を用いた検査が可能です。これにより、正確な診断ができます。

  • 薬の処方

    痛み止めや筋弛緩薬など、症状に応じた薬を処方できます。

  • 専門的なリハビリテーション

    理学療法士による、医学的根拠に基づいたリハビリテーションを提供します。

  • 後遺症診断書の作成

    症状固定後、後遺症が残った場合の後遺症診断書を作成できます。これは後遺障害等級認定に必要な書類です。

  • 他の医療機関との連携

    MRIや CTは同ビル「中山メディカルブリッジ」内の愛光会画像診断クリニックと連携し、最短で当日に実施することが可能です。手術が必要な場合は適切な医療機関へご紹介します。

接骨院(整骨院)でできること

接骨院は、柔道整復師が施術を行う施設です。

柔道整復師は国家資格ですが、医師ではありません。そのため、診断、レントゲンなどの検査、薬の処方、診断書の作成はできません。

接骨院では、打撲、捻挫、挫傷などに対する施術は可能ですが、むちうちなどの診断や後遺症診断書の作成には、医師の診察が必要です。

交通事故治療は整形外科をお勧めする理由

交通事故後は、まず整形外科を受診し、医師による正確な診断を受けることが重要です。

レントゲンやエコーなどの検査により、骨折や軟部組織の損傷を正確に把握できます。また、事故との因果関係を明確にするためにも、医師による診断書が必要です。

整形外科での治療を基本とし、必要に応じて接骨院を併用することは可能です。ただし、保険会社によっては、整形外科での診察を定期的に受けることを求められることがあります。

保険と手続きについて

自賠責保険による治療

交通事故によるけがの治療は、基本的に自賠責保険が適用されます。

被害者の方は、治療費の自己負担なく治療を受けることができます。ただし、過失割合によっては、一部自己負担が発生することがあります。

来院時に必要なもの

初診時には、以下のものをご持参ください。

  • ・健康保険証(念のため)
  • ・運転免許証などの身分証明書
  • ・相手方の保険会社の連絡先(分かる範囲で)

事故の状況を記録したメモや、警察への届け出の有無も教えていただけると、スムーズです。

保険会社への連絡

当院を受診されることを、相手方の保険会社に連絡してください。

保険会社から当院に連絡があり、治療費の請求などの手続きが進められます。保険会社との連絡がうまくいかない場合は、受付スタッフにご相談ください。

治療費について

自賠責保険が適用される場合、窓口での自己負担はありません。

保険会社から直接、当院に治療費が支払われます。ただし、保険会社の承認が下りる前の期間や、保険適用が認められない場合は、一旦自己負担していただき、後日精算となることがあります。

当院のこだわり

いとう整形外科では、交通事故後の診断から治療まで、トータルで対応いたします。

レントゲン検査や超音波検査により、正確な診断を行います。最新の検査機器を導入しており、骨折や軟部組織の損傷を見逃しません。

経験豊富な医師が、事故の状況と症状を総合的に判断し、適切な診断書を作成いたします。保険会社への提出書類も、迅速に対応いたします。

広いリハビリテーション室では、理学療法士による専門的なリハビリテーションを提供しています。むちうちや腰部挫傷などの症状に対して、段階的に機能回復を図ります。

症状固定後の後遺症診断書も作成いたします。後遺障害等級認定に必要な医学的所見を、詳細に記載します。

交通事故後の対応は、適切な医療機関での治療が重要です。接骨院との違いを理解していただき、まずは整形外科での診察を受けることをお勧めします。

船橋市下総中山駅から徒歩圏内に位置し、地域の皆様が通いやすい環境です。交通事故に遭われた際は、お早めにご相談ください。

料金について

  • 交通事故によるけがの治療は、自賠責保険が適用される場合、窓口での自己負担はありません。

    ただし、以下の場合は自己負担が発生することがあります。

    • ・保険会社の承認が下りる前の期間
    • ・過失割合により、一部自己負担となる場合
    • ・症状固定後の治療
  • 診断書などの文書料(自己負担)

    自賠責保険の診断書や後遺症診断書などの文書料は、自己負担となります。

    • ・診断書:5,500円(税込)
    • ・後遺障害診断書:8,800円(税込)
    • ・明細書:5,500円(税込)
    • ・保険会社面談料(1時間以内):16,500円(税込)

詳細につきましては、受付スタッフまでお気軽にお尋ねください。

よくある質問

事故から数日経っていますが、受診できますか?
はい、受診可能です。ただし、事故から時間が経過すると、事故との因果関係が不明確になることがあります。できるだけ早めの受診をお勧めします。
接骨院に通っていますが、整形外科にも通えますか?
はい、整形外科での診察と治療を受けながら、接骨院に通うことは可能です。ただし、整形外科での定期的な診察が必要です。まず当院を受診していただき、医師の診断を受けてください。
どのくらいの頻度で通院すればいいですか?
症状の程度により異なりますが、初期は週に2〜3回程度の通院が望ましいです。症状が改善してきたら、週1回程度に減らしていきます。
診断書はいつ発行してもらえますか?
初診時の診察と検査の結果に基づき、当日または数日以内に発行いたします。保険会社への提出が必要な診断書は、できるだけ早く作成いたします。
相手方の保険会社と連絡が取れません。どうすればいいですか?
まずは警察に届け出をしているか確認してください。届け出をしていれば、事故証明書を取得できます。保険会社との連絡がうまくいかない場合は、一旦自己負担で治療を受け、後日保険会社に請求することもできます。詳しくは受付スタッフにご相談ください。
後遺症が残った場合、どうすればいいですか?
症状固定の診断後、後遺症診断書を作成いたします。この診断書を基に、自賠責保険に後遺障害等級認定の申請を行います。認定されると、後遺障害慰謝料や逸失利益が支払われます。

いとう整形外科 所在地:千葉県船橋市下総中山 最寄駅:下総中山駅

交通事故に遭われた際は、お早めにご相談ください。船橋市下総中山で、皆様の健康を支えます。

Information アクセス・ご予約案内

〒273-0035
千葉県船橋市本中山2丁目17番35号 中山メディカルブリッジ6階

休診日:日曜・祝日

JR下総中山駅からの道順
北口を出て、左手目の前にあるビルの6階:徒歩